私は主幹です。はい、主幹です。
比叡山登りました。今年の5月24日。1ヶ月と少し前ですね。
1人じゃないです。変態、じゃなくてブログ企画ユニットリーダーと一緒でした。
タイトルの心構えは最後にあります。
比叡山になぜ登ろうと思ったのか。
それは主幹が以下の文を知ってしまったからである。
(親鸞)二十九歳、建仁元年辛酉正月十日辛酉、叡南ノ大乘院ニカクレ、大誓願ヲ發シ、京都六角精舎如意輪觀音ニ一百日ノ參籠アリ、サシモケハシキ赤山越ヲ毎日ユキカヘリ、イカナル風雨ニモ怠ナク、雪霜ヲモイトハセタマハズ(『親鸞聖人正明伝』巻一下、所収『新編真宗全書 史伝編 五』)
親鸞が比叡山で修行をしていた頃、山を出て、六角堂にお参りをして、法然の弟子になったといわれている。
真偽のほどは定かでないが、上記の『正明伝』という伝記には、その六角堂へのお参りが、毎日比叡山と六角堂を往復するものだったと書かれている。
というわけで……、
六角堂と比叡山、一日で往復できるのか!?という企画が立ち上がりました。いやまあ、最初は企画じゃなくて、単なる登山だったんですけど。
なお、ユニットリーダーは比叡山に登ったことがなく、アウトドア感覚で登ったとのこと。
朝7時
六角堂集合
順調に比叡山の麓へ。というつもりが、雲母坂の登山口を修学院離宮の近くだということを失念していて、三宅八幡まで歩いてしまう。駅にして二駅分のロス。時間にして1時間のロス。
10時
雲母坂登山口。
主幹、気分が高揚。
京都。
11時
ケーブル乗り場。
ケーブル乗り場まで行くと開けていて、京都を一望できた。
霞がかっていたが、御所の大きさを実感した。
そして、そこから整備された道を歩いて、比叡山延暦寺の中心、東塔を目指す。
途中で出会ったシカ。
12時
東塔。
比叡山の中心、東塔へ。
『正明伝』に出てくる「大乗院」は東塔地域にあるのだ。
昼食におそばを食べる。おいしい。
満腹になったところで、我々ふたりはより多くの場所を見たい!!とのことで・・・・・・。
滋賀の琵琶湖を眺めつつ、それなりに長い道程を歩く。
東塔の根本中堂の周辺には人がいたけど、少し離れれば閑散とした山道。
暑さのせいか人通りはまばら。静かな山道を散策しながら大乗院に向かう・・・
親鸞聖人のそば食い木造と面会。涼しく快適な室内でしばしまどろむ。
朝から歩き続けて疲労もたまっていた。しかし我々はさらに山道を歩く・・・
横川に進出したかったが、道を間違え、断念。
5時
帰路。
来た道を帰るだけだが、想像以上に暗くなるのがはやい。
特に雲母坂では、来た道と違う感覚に襲われて、とても不安だった。
(ユニットリーダー曰く、「絶対、来た道と違いました」とのこと。)
山道を下る変態。(ブログ企画ユニットリーダー)
そんなこんなで、比叡山と六角堂は一日で往復できることが確かめられた。
しかし、つらい。そして、反省したことをいくつか。
1.道はしっかり確認しておくこと。道を間違えたら時間のロスになるし、何より精神的につらい。
2.カバンは軽くしよう。実は主幹は面倒くさがってカバンの中身を整理しているのを忘れていた。登れば登るほどズッシリくる。
3.飲み物、タオル、絆創膏、虫刺されの薬など、必要なものを持って行こう。
以上、3つのことに気をつければ、比叡山は楽しいものになるはずだ。
〜余談コーナー〜
始まりました編集補佐(クイズ)の豆知識コーナー!
おはこんばんちわ! 編集補佐(クイズ)です。
ネタが古いのはご愛嬌ということで。え? そこじゃない? ひどいなぁ…
では、豆知識コーナーもとい、余談コーナーです。
実は初めて担当します。よろしくお願いしますね?
えーと、梅雨でお話しするんですかね? 僕の話は固いことに定評があるんですが…あ、そんなの聞いてない? ですよね…まぁこれから梅雨の語源の話を始めます! あ、強引なとこでも定評が(略)
最近、下宿の庭に植えられている梅の木に黄色い実がなっていましてね、皆で「梅雨の季節だなぁ」とか話したりしました。
昔、中国では梅雨のことを黄梅雨(こうばいう)と言っていました。言葉通りの意味です。でも、それが直接の語源ではないんです。
梅雨の中国語読みはmei yu このmeiは「黴(かび)」という字に変換できます。つまり黴の雨でツユ、なんですね。イメージ通りの感じですよね。
中華では縁起のいい漢字、雅な漢字を使おうという習慣があるので、読み方が同じで、季節に関連があり、雅なイメージの『梅』が使われたのです。
それと似た話が大阪の地名にもあります。梅の漢字が使われている場所…梅田ですね。
あの駅は、毎回地形が自動生成されているのではないかと勘違いするほどです。それはさておき…
梅田は昔、埋め立て地で、地名は「埋田」でした。「埋」はマイナスイメージの考えであるため、梅雨と同じように雅なイメージで同じ発音の『梅』が使われて梅田になったとの説があります。
一つの漢字からいろいろな世界が広がりますよ!
以上、編集補佐(クイズ)の豆知識げふんげふん…余談コーナーでした! ぐっばいちゃ!